ウソツキハート



あらたはあたしを想ってはいない。



あらたには他に彼女がいて、あたしはただの遊び道具。



こうして、あたしが想っていることにもきっと、気がついてはいない。



だったらあたしも、利用してやろう。



人の気持ちを踏みにじる相手には、踏みにじり返して構わないのだろうから。



そんな事したって、あらたにしてみればなんということはないのだろうけど…。



「…あらた…、ちょうだい。もっと。」



振り返ってしたキス。



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