一途なハイスペック御曹司はお姫さまに夢中。




「夜中に感動系の映画見ちゃって、号泣したんですよー!その時に目が腫れてしまいました」


できるだけ悟られないように、あははー!と明るく笑ってみせる。

でも、天野さんは私を見つめたまま一度も逸らさない。


「……本当に?」


私の嘘を見透かしているかのような問いかけ。


「ほ、本当です」


「城田さんって、ウソが付けない性格だろ?顔見てたら分かるよ」


ギクッ!

えっ、私ってそんなに分かりやすいの!?

隠そうとしたつもりが秒でバレちゃった!


「余計なお節介かもしれないけど、城田さんには俺の姪を助けてくれた恩があるから力になりたいんだ。良ければ話してくれないか?」


あ、そうそう。2カ月くらい前に、街中で迷子になってる子供を助けたことがあるんだ。まだマサくんと付き合ってた頃。

どうしようか困ってた時に、天野専務が迎えに来て初めて話をしたの。

天野さんの姪っ子だと聞いて、声を吞んだよ。




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