一途なハイスペック御曹司はお姫さまに夢中。
「すぐ隣にいるでしょ!」
……天野さんのこと?
そういえば、今私の隣には専務がいるんだった。
佑衣ちゃんと会えたことの喜びで、ちょっとだけ存在を忘れていた。
私と元カレが付き合って長いことは、佑衣ちゃんも知っているから疑問に思ったんだろう。
「こ、この人は会社の上司なの!買い物してたら偶然会っただけなんだよ」
ようやく佑衣ちゃんの言ってる意味が分かって、すぐに否定する。
「そうなんだ。美男美女でお似合いだと思ったんだけど違うんだね」
「あはは!もー、お世辞が上手なんだから……」
「俺はそれでも全然いいけど」
「えっ!?」
さっきまで静かだった天野さんが、急に意味深な発言をしたから目を見開いた。
今のは私と付き合ってもいいって意味……だよね!?
会社中の女性社員がこぞって狙う、超イケメンなハイスペック専務がただの平凡なOLに気があるとは思えないんだけど……