もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい
7章 裏切り

泣いて⋅⋅⋅⋅⋅泣いて⋅⋅⋅⋅⋅泣いて⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅

泣いて⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅

いつの間にか

眠っていた⋅⋅⋅⋅らしい⋅⋅⋅⋅


雑貨alku(アルク)

フィンランド語で
はじまりを意味する
私のお店


そのお店に
結月が出勤してきて
店内にいる私を見て驚き
私の顔を見て、
更に驚いて⋅⋅⋅⋅⋅

「紬、その顔では
    店は無理だよ。」
と、言われた。
「···ご····めんっ。」
と、謝ると
「バカっ、終わったら
きくからね。」
と、言いながら
おしぼりを冷やして
目の上にのせてくれた。

開店の準備をしながら
連絡してくれたんだろう
結月の旦那さんの健太さんが
サンドイッチと
温かなミルクを持って来てくれた。

「ありがとう。健太。」
「ああ。紬ちゃん、大丈夫か?」
「まだ、何も聞いてないから。」
「そうか。何かあるなら
相談して、と言っといて。」
「うん。ありがとう。
今日は、紬とランチしてくる。」
「わかった。帰りは連絡しろ。」
「うん。健太、気をつけて行ってね。」
「ああ。」
二人の会話をききながら
仲良しだな、と思っていると

いつの間にか⋅⋅⋅⋅また⋅⋅⋅⋅⋅泣いて⋅⋅⋅⋅いた。

私達も⋅⋅⋅⋅

いやっ⋅⋅⋅⋅旭は、違っていた⋅⋅⋅⋅

ずっと⋅⋅⋅⋅⋅ずっと⋅⋅⋅⋅
旭と⋅⋅⋅⋅⋅幸せに⋅⋅⋅⋅⋅
暮らしていく⋅⋅⋅⋅⋅と思って⋅⋅⋅⋅⋅いた⋅⋅⋅⋅⋅


なのに⋅⋅⋅⋅⋅⋅


泣きつかれたのか
また、眠ってしまっていた。

結月に声をかけられて
目が覚める。

健太さんが持ってきた
サンドイッチは、時間が経ち過ぎていたから
結月が食べてくれたらしく

結月が、別に用意してくれた
ケータリングを二人で食べた。

話しはその後にしようと
結月から⋅⋅⋅⋅⋅言われて

食べれたのは
少しだったが
身体が温かくなり
それから······
結月に昨日までの事を
聞いてもらった。

「紬は、どうしたいの?」
と、訊ねる結月に
「⋅⋅⋅⋅わからない····
だけど···旭と一緒にいられない。
いたく·····ないの」

「わかった。
落ち着くまで家にくる?
私も心配だから。」
と、言ってくれる結月に
「結月、ありがとう。
ここにいるよ。
二階の倉庫を片付けて
住めるようにしようかと。」
と、話すと
「わかった。
   じゃ、早速。」
と、言ってくれた結月
本当にありがたい。

私の大切な大事な友

倉庫と言っても荷物は
あまりおいてないから
掃除をして
お店にあるソファーベッドを
二人で運んで
布団もお店のを購入して
支払をした。

カーテンとか
明日購入してくる。

「結月、ごめんね。
遅くなって。」
と、いうと
「バカっ。全然平気だよ。」
と、言ってくれて
少ししてから
健太さんに連絡をして
迎えに来て貰い
一緒に帰っていった。

顔が腫れているから
私は顔を出さなかったが
健太さんは、
「大丈夫だよ」
って、言ってくれた。

夫婦揃って優しいんだから。

私の携帯には
旭から凄い量の着信とLINE
メールがきていた。

LINEもメールも読まずに
削除して
《しばらく、店にいます。
旭と一緒にいるのは無理だから。
落ち着いたら連絡します。》
と、メールを送ると
《本当にごめん。
   俺は、紬を愛してる。
          紬だけ⋅⋅⋅》
と、きたけど

なら⋅⋅⋅どうして⋅⋅⋅⋅⋅
と、思うが·····

旭は、
それでも同級生を抱いて浮気をした。
それが······真実。

結婚して四年
それが長いのか
短いのか
わからないが
今から先も
ずっと⋅⋅⋅⋅⋅ずっと⋅⋅⋅⋅⋅⋅
旭と一緒に生きて行く⋅⋅⋅⋅と
思っていたのに⋅⋅⋅⋅⋅⋅

もう⋅⋅⋅⋅⋅⋅旭の言葉を 
  信じる事ができなかった。
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