灼けるような恋の先。




「みなさんもう来てたんですね〜!遅くなってすみません〜!この子が来るの遅くって」



「えー、あはは、すみませーん」






同僚のそんな言葉に笑いながら謝ると、みんな大丈夫だよーって言葉をかけてくれる。




確かにみんな顔面は晄に負けず劣らずのイケメン揃い。


女子のほか2人も普通に可愛い。






「1人遅刻するらしいんで先に始めましょー!」



「はーい!カンパーイ!」






パリピっぽい男の人のそんな言葉にみんなで乾杯をする。






「えっ、霞ちゃんどんな男がタイプー?」



「え〜っお金持ちでかっこよくって優しくて記念日は毎月お祝いしてくれるような人が好きですぅ」



「えっ!俺も毎月記念日祝いたいタイプなんだー!」



「ほんとですかぁ?気が合いますねっ!」






同僚の霞(かすみ)とどうやらターゲットの男のそんな会話を聴きながら合コン慣れしてるなぁなんて思った。






「菫ちゃん可愛いし大人っぽいえろすもあっていい女だね?」



「あー、どうも」



「俺年上女性タイプなんだ〜!」



「へぇ、そうなんですね」






私の隣に座るMっぽそうな(失礼)男はそういうが、私はあなたの年齢知らないですしね。



こんなとこで出会ったって好きになるわけないんだよ。






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