灼けるような恋の先。




突然のプロポーズもどきに私は顔が熱くなるのが自分でもわかった。






「ちょっと重かった?」



「そんな事ない。
むしろ嬉しいよ、ありがとう。
いつか本物はめてね」






熱い顔を隠すように灯にそっと抱きつく。



嬉しい。



灯となら簡単に未来を見えることが嬉しい。




そんな私達を晄は何を言うでもなく笑って見てくれている。






「私からもあるんだ、灯に似合いそうだと思って」






抱きついたあと、私も近くに置いていたプレゼントの時計を開けて見せると、灯は嬉しそうにクシャッと笑った。



灯のクシャッと笑う顔結構好きだな。
普段は大人っぽい表情だから余計に。






「嬉しいよ!しかもかなりかっこいいデザインだね、こういうの好きだよ」






ニコニコと嬉しそうに腕につける灯にやっぱり思った通り似合うな、なんてこちらまで嬉しくなる。



プレゼントを誰かにやってこんなに自分が嬉しくなるなんて初めてだ。






「かっこいい、似合ってるよ」



「はは、ありがとう」






ちゅっと音を立てて軽くキスする灯に笑い返すと痺れを切らしたように晄が「わー!」と声を上げた。






「俺!俺もいるから!!それ以上は部屋でヤッてくださーい!!」



「あはは!流石にここではしないよ」



「灯ならやりかねん!」



「晄は俺をなんだと思ってるんだ」






ケラケラと笑い合う2人に私はこの日常がどうしようもなく手放せないくらい大切だな、と思った。




いつまでも3人でバカやれたら楽しいだろうなぁなんて。






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