一夜では終われない~ホテル王は愛しい君を娶りたい~
 ほかにもパスタやカレー、ステーキといったものから、本場ドイツから仕入れた焼きたてのソーセージやアモラリアでしか食べられない特製サラダなど、さまざまな料理があった。

 その中でも特に私が気になったのは、ホテルアモラリアのグラタンスープだ。

「これ、すごくおいしいんでしょ? ここのレストランでしか食べられないって見たよ」

「気になるなら注文すればいい。どんな味か知っていれば勧める時の言葉に説得力が増す」

「……全部仕事に繋げるんだね」

「そういう理由を付けなければおとなしく俺の好意を受け入れないだろう?」

< 73 / 261 >

この作品をシェア

pagetop