お嬢様の憂鬱【上】




そして、あたしに抱きついた


「ぼくさ、はる兄にるなのこと頼むって言われてずっと見守ってたんだ」




いきなり喋り出した



「ストーカーみたいけどさ。ぼく、あの時、君が襲われる前もあとをつけてたんだ。そしたらるなは男に絡まれて姿を消したんだ。一生懸命探したよ。んで、君を助けた。」





いろいろな事を聞きすぎて頭が混乱してる





「ずっと、好きだったんだ―――」




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