お嬢様の憂鬱【上】







―――――ここは………






見覚えのある、なつきの部屋






「……起きたか?」






どこからともなくなつきが現れた





「……あたしは…」






「いきなり走りだして倒れたんだよ」





と、なつきが教えてくれた



「……そっか」






あたしがはるとに会うなってことなのかな――…




「今、るなは疲れてるんだよ。きっと…もう少し、寝てれば?」




そう言うと、なつきは



ガチャ



と部屋から出てってしまった



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