2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」
「やめてよっ…2人ともっ!」
私の声がタンク山に響く。

「アキちゃんが見てるっ…だから…やめてっ!」

リュウは荒い息を吐きながら、血の滲む拳をゆるゆると納めた。

「リュウ…怪我してるっ!」
私は慌てて走り寄る。

「掠っただけだよ…。」

「……痛ってぇ。」

スゥは切れた唇の端を指で拭うと、もう片方で膝を払いながらフラフラと立ち上がった。

スゥは座り込むリュウを見つめる。

「痛ってぇーーんだよっ…。」

「すまない…顔に…傷。」

「謝るなよ。
先に手を出したのも、あおったのも俺だ。
言っとくけど…俺はっ!!男にしか手をあげたりなんかしないからなっ。」
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