獅子組と私
「ひ、退かない?」
「うん!大丈夫だよ!」

“大丈夫”の言葉に、ゆっくりシーツを剥がす椎那。

「………/////可愛いよ、椎那。
それに、綺麗…////
なんか……脱がすの勿体ないなぁ…!」
そう言って、再度口唇が落ちてきた。

「んん…あ…」
「今日は…止まんないかも?ごめんね…」
「んんっ!
はぁ…んぁ……あ…」
「可愛い…大好き…大好きだよ、椎那……」
「飛鳥く…私も…好き、だよ……」

「椎那……手、繋ご?」
「ん……」
椎那が手を伸ばすと、飛鳥が指を絡めて握る。
そして二人は繋がる。

「━━━━━んんっ!!!
飛鳥…く……」
「椎那……椎那…好きだよ…」
「あ…や…んぁ……も…だめぇ…」

何度か果てて、繋がったまま椎那を見つめる飛鳥。

「椎那…大丈夫?」
椎那の汗で貼りついた髪の毛を払う。
そして、口唇や頬にチュッ!チュッ!とキスをした。

「ん…飛鳥く…も…一回……」
「………いいの?」
「お願い…」
「身体、震えてるよ?」
「身体がおかしいの…私の中から、出ていかないで……」

「……っ…椎那…それ、ヤバい……」
「んんっ━━━!!!」
繋がったまま、更にググッと中に入ってくる。

「言っとくけど、椎那が煽ったんだからね!
もう……ほんとに止まらないから………!」
「うん…止めないで」
「だから!お願いだから、煽んないで…!!」

そのまま二人は何度も果てた。


「ん…」
「あ、やっと起きた…!」
椎那が目を覚ますと、肘枕をした飛鳥が頭を撫でていた。
「あれ?」
「フフ…椎那、良すぎて意識なくしたんだよ?」
「え?う、嘘…」
「びっくりしちゃった!フッ…て身体の力が抜けるんだもん」
「ご、ごめんね…」
「ううん!嬉しいよ?僕の愛情を受け止めてくれてる証みたいなもんだから!でもほんっと、今日は参っちゃった!」
「え?」
「椎那が可愛すぎて、煽られっぱなしだったんだよ?」
「飛鳥くんだって…」
「ん?何?」
「私に、ヤキモチ妬かせたよ?」

「フフ…お互い様だ(笑)」
二人は微笑み合って、眠りついた。
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