神、恋に落ちる
秋声「白羽さんと、どんな関係?」
直矢「高校の同級生です」
秋声「へぇーそうなんだ!
まさか、元カノ?」

直矢「え?あ、いや…そんなんじゃ…////」

ヤマト「好きだった子か!」
直矢「は?そんなこと言ってませんよ!」
レイ「そんな顔してるよ?」

つい、顔を赤くする直矢だった。

白羽「あれ?直矢くん?」
直矢「白羽ちゃん。どうしたの?ここ、厨房だよ?」
白羽「ちょっと、お水を……」
直矢「了解!ちょっと待ってて!」

直矢がグラスに、ミネラルウォーターを入れ渡す。

白羽「ありがとう!」
微笑み言う、白羽。

直矢「……////
白羽ちゃん、なんか綺麗になったね」

白羽「え?そ、そうかな?」
直矢「うん。でもまさか、神の女だなんて……」
白羽「そうだね。私が一番、びっくりしてる……
あんな、素敵な人と私が婚約者なんて……」

直矢「素敵な人か……」
白羽「直矢くん?」

直矢「白羽ちゃん、わかってんの?
“神石 命”がどんなに冷酷で、無情な人間か……!」

白羽「え……」
直矢「なんで、神を選んだの?」
白羽「直矢…くん…?」

直矢「俺はさ、人それぞれ相応しいって人ってのがいると思ってるんだ。こんな言い方、失礼だけど……
白羽ちゃんに、神は相応しくないよ……!」

白羽「え……あ…そ、そうだよね……」
思わず、視線を反らし俯く白羽。

直矢「ごめんね、こんなこと……
でも俺は!白羽ちゃんのこと━━━━━」
白羽「え………」

パリーーーン!!!

突然直矢が近づいてきた為、思わずグラスを落とす、白羽。

白羽「あ!ご、ごめんね!!」
慌ててグラスの破片を拾おうとする、白羽。

直矢「ダメ、危ないから!触るな!!」
それを止めようとする、直矢。

白羽「痛っ!!」
白羽が、破片で指先を切ってしまう。

直矢「はっ!ご、ごめん!!大丈夫!!?」
白羽の手を掴み、傷の具合を見る直矢。

白羽「だ、大丈夫だよ!だから、離し━━━━━━」

命「なぁーに、やってんのかなぁ~?
…………白羽!!?」
命は直矢に握られている白羽の手の切り傷を見て、慌てて駆け寄った。

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