神、恋に落ちる
命が咥え煙草で、書類の確認をしているとインターフォンが鳴った。

黒崎が確認する。
「神、一徹様が来られましたよ」
「ん、通して!」

「白羽ー!見てー!◯◯のプレミアムプリンだよー!」
由那が入ってくるなり、言ってきた。

「あ、由那さん!今、白羽さんは寝てますので、お静かに……」
黒崎がすかさず、小声で言ってきた。

「あ…ごめんね……
これ、冷蔵庫にお願いします」
「はい。かしこまりました」
黒崎が箱を受け取り、キッチンへ向かった。

安居はまたフローリングに正座をしていて、サッと立ち上がり一徹と由那に頭を下げた。
「オーナー、由那さん。
ご無沙汰してます!」
「オーナーじゃねぇよ。
一徹で構わない。
それに、声でかいよ!白羽が起きるぞ!」
「こんにちは!」
一徹と由那が小声でいい、安居が再度頭を下げる。
「あ…す、すみません……」

「………」
命は黙ったまま、書類を見ている。
「命?どうした?」
「命さん?」
一徹と由那が、ソファに座り命の顔を覗き込む。

「別に。
で?何?今日は」
「あー由那がプリンを白羽に食べさせたいって言ったのと、様子を見に来た」
「は?様子?」
「この間のこと!白羽、怖がってただろ?」
「だから、心配で……」

「………あのさ!」

「「…???」」
一徹と由那が、不思議そうに命を見る。

「白羽は“俺の”白羽なの!!」
「あぁ、そうだな!」
「うん、そうだよ!」

「なのにお前等!揃いも揃って……気を利かせたり、心配したり……!
そうゆうのいらねぇの!!」

「なんでだよ!?
心配するくらい良いじゃねぇか!
誰も命から、白羽を取ったりしないだろ?」

「ダメ!!俺だけが、白羽を心配したり、気を利かせたりしたい!!
じゃねぇと……白羽は、いつまで経っても俺に依存しない!!」

「依存?」
「依存!!」
「………してるじゃねぇか!とっくに!」
「はぁぁ!?なんで、一徹にわかんの!?」

「由那に似てるから」

「は?」
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