君の声色

いつからだろう……。

ジリリリリ…ッ。
目覚めると。
「え…?」
毎朝うらさく鳴る目覚ましがやけに遠くに聴こえた。

私の世界から音が少しずつ消えていったのは。

いつからだろう……。
「聞こえなかったならもういいよ」
「…ごめん」
人と関わるのをやめたのは。

いつからだろう。
ある日突然私の目の前に"光"が現れたのは。

君と出会ってから私は…。
"音が…君の声色が知りたくなったのは"
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