詩集『言葉の花束』

ラスコーリニコフの回想

白い手に雪の結晶散らし祈る君の
マリアにも似た頬は色づき
僕の手をしっかりと握る

君と2人きり
世界の淵にたたずみ……

君よ あ々君
僕は立てているか?
僕の顔はひどい顔だろう?
僕の手は祈れているか?
僕の精神は形を保っているか?

君は僕を抱きしめた

雪が 美しかった
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