【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「いえ。やるって自分で決めましたので、最後までやらせてください。幸いにも、学院は年末年始休暇に入りますので。その間に描かせていただきます」

「あとね。お約束なんだけど。私から頼まれて描いた絵は、他の人には見せないでね」

「え? 見られないの?」
 不満顔のノエル。

「正式に採用になったら、本で見られるわよ」

「えー、待てないわ」

「では、エルには別な絵を描いてあげますから」

「やった」

「リーンちゃん。あんまりノエルちゃんを甘やかさなくていいからね」
 アデライードは笑う。
「酷い、アディ。リーンを紹介したのは私なのに」
 ノエルは笑う。

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