約束の指にキスして。
大体、おかしいと思ってたんだ。
あんだけ格好良くて女子にモテモテな二人が彼女できないなんて。
きっと、今までアタシを気にしてたから、作らないでいてくれたんだ。
あの優しい二人はきっと。

ね。

アタシ、今、すっごく嬉しいかも?

『匡ちゃん!』

『???』

名前を呼ばれた匡ちゃんは、不思議そうに首を傾げる。
アタシは、そんな彼をみてますます笑顔。

だってね??

桔平と健司がアタシに縛られないでいる方法、ずっと探してたんだよ!
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