約束の指にキスして。
桔平、健司。

アタシ、二人がなにより大事。

お兄ちゃんと匡ちゃん以外に、初めてアタシを大切だと言ってくれた。

大好きだよ、桔平、健司。



『………っにしてんだよ』

匡ちゃんに包まれていると、急に引っ張られて抱き締められた。
桔平?
振り返りたくても振り替えられない。
ギュッてされて逃げられなくって。

『俺以外に抱かれるなんて…ヤだ。』

< 163 / 526 >

この作品をシェア

pagetop