約束の指にキスして。
なんとまぁ、アタシはものすっごい二人に囲まれている訳だけど、アタシはなんの取り柄もない。
フツーの女子中学生。
時々悲しくなるけど、二人が笑わせてくれるから、すぐに忘れられる。

二人は私のボーイフレンド。
男友達。


『そういうお前等はどっちもO型じゃねぇーか。あ.そっか。だから二人とも能天気で馬鹿なんだ。』

『ちょっと~?健司そう言うこと言う?あとさ、二人して私の両脇に立たないでくれる?』

『は?なんで??』

『…ふたりともでかすぎんのよ。』

桔平は181。健司は183。
181。161。183。
中学生の癖に馬鹿デカイ二人に挟まれたアタシはまるで…
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