約束の指にキスして。
『瑛梨は花を持ちすぎだょ!
お兄ちゃんだってカッコいいし。あーウチの兄貴ってなんであんなにショボいんだか…。あ、あとあの健司とか言う子もかっこいいじゃん?まぁ、あのこは瑛梨しか見てなかったから別に興味は無いんだけど…』

『なにいって…』

去年のクリスマス。
百合ちゃんは少しだけあたし達のパーティーに顔を出していて、既に三人とは顔見知りだった。

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