約束の指にキスして。
『…嘘。そんなの願えるわけない。』

床にへたりこんだアタシは、うずくまる。

『…最悪。』

あんな事聞かされて、どうしろって言うの?何もできないじゃない。

桔平も好きでいてくれた。
同じ気持ちだった。
でも…知らない方が良かった。

数倍辛いよ、桔平。


『好きだよ…好きだよきっぺぇ…』

もう見えない背中に、アタシは必死で呼び掛ける。

時間は戻らないよ。

だから一瞬一瞬が大切だったんだ。

桔平と過ごせなかった1年に、こんなにアタシと桔平を隔てるものが育ってるなんて思いもしなかった………。


桔平。

アタシの思いはどこに行けば良いですか???


どうして両思いなのに結ばれないんですか。


でも、このままで良いのかもね…桔平。



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