優しく残忍な人。
「・・・」

私は死ぬのか。

斬られるのではなく病気で。

「総司、入ってもいいか?」

一さんだ。

「どうぞ。」

わざといつものように振る舞う。

「隠していることがあるだろう。」

一さんはお見通しだ。

隠し通せるわけが無い。

「労咳です。

気づいていたでしょう?」

「あぁ。」
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