愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜
嘘みたい……!私そんなに軽くないのに……。
電気を消した寝室のベッドに私を降ろすと、その隣にユキは寝転がりしっかりと私を抱きしめる。
「待ってよ、ユキ」
「聞いてくれるんでしょ?」
「……聞くけど」
「明るい部屋だと嫌だから」
「何よ、その女みたいな恥じらいは」
「……はるか」
抱きしめられて身動きが取れない。若干苦しいし。
だけど、今日はとことんユキと向き合うと決めている。
私もユキのことを抱きしめ返すと、ユキが小さく身じろいた。
そして、少し掠れて幼い声色で名前を呼ばれ息を呑む。