愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜
「……さむい」
頭を搔きむしり、いきなり叩きつけられた真実に呆然としていると、身体がぶるりと震えた。
そういえば、僕はお父さんが死んでしまったあの時、お母さんに抱きしめられて以来、誰かに抱きしめてもらったことがない。
気付かないふりをしていた、見ないふりをしていた。
お母さんが僕に触れようとしないことを、いつの間にか心が離れて、寄り添っていないことを。