愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜
昨日見たばかりのユキのお母さんの車が、大通りのすぐ脇の路肩に停車してあった。
驚く私をよそに彼女は車から降り、私の前でピタリと立ち止まると、深く頭を下げる。
「こんばんは、昨日は大した挨拶も出来ずにすみませんでした」
「……こんばんは。こちらこそ」
頭を上げたユキのお母さんの顔に、思わず見入る。
昨日はただ焦って、ここまで顔をよく見れていなかったけど……白く透き通った肌に猫のような大きな目、ふっくらした唇。
思わず見惚れてしまうくらいキレイな人だ。