愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜
ユキが未成年ではなくて、保護者と子供の関係なんてなくて、ただの『男』と『女』として出会っていたら?
────そうしたら、私は、ユキの気持ちを……。ユキのことを。
ダメだ、こんなことを考えてはいけないのに。ありえない現実に、虚しくなるだけなのに。
手が勝手に伸び、眠っているユキの頰に指先で触れてしまう。そこから熱が伝染するように、脳が沸騰していく。
「……離れたく、ない」
滑り落ちた言葉の持つ意味は、保護者としてのそれではない。