request






「2人で出かけるとか、一緒にいるとか、


本当はすごく嫌だけど……


この目でストーカーの存在を見て、本気で怖いと思った。


だから…守ってあげてほしいの。

今まで通り…普通に……


一緒にいるだけで、何もしないで…」




それが蒼空さんに言いたかった事。



ズルいなんてそんな事分かってる。



……でも



今は蒼空さんの彼女なんだから、

言う権利はあるよね…?




「………………」




黙ったままの蒼空さん。



私はその顔を見るのが怖くて、顔を俯かせる。



どんな…顔してるんだろう……



ウンザリしてるのかな…



やっぱりワガママすぎた…?



恐る恐る顔を上げれば



ニヤニヤと笑う蒼空さんに「うっ、」と声が出た。




「お前、可愛いな」


「っ、!」




可愛いなんて言われ慣れてないから


私の顔はきっと真っ赤だ。




「妬いてたのか」


「や、妬いてない…!!」




言わなきゃ良かった…!



けど、心音さんにも言われた通り



きっと嫉妬していたんだと思う。



していたけど…

なんだか認めるのが恥ずかしくて……

< 281 / 660 >

この作品をシェア

pagetop