想いのままに心のままに ~結婚より仕事の30女が身ごもりました~
「恵理」
「ん?」
宏貴はソファに座る恵理の前にひざをつく。

「ひとりより、ふたりだって俺は思う。」
恵理の両手を包み込む宏貴の手が熱い。

「一人でなんでも抱えないで、俺にもわけてほしい。俺、恵理のこともっと知りたい。もっと一緒にいたい。恵理の全部が欲しい。」
恵理は内心、もう一度プロポーズされるのかもしれないと思っていた。

「今すぐにとは言わない。恵理の心の準備ができるまで俺はあと何年だって待つ。でも、この気持ちは変わらない。恵理と一緒にいたい。離れたくない。」
宏貴の言葉はまっすぐに恵理の心に響く。

「恵理と結婚したい」
宏貴に包み込まれている手が熱い。
宏貴に見つめられている顔が熱い。
心も・・・熱い・・・。
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