タングルド
キリのいいところで資料作成を終了してバックアップを取ってからパソコンの電源を落とす。
iPadで明日のスケジュールを確認してバッグにいれてから、スマホを取り出す。

賢一は社長との同行が続いている、明日も忙しいかも知れないが一応
『お疲れ様、明日会える?』
とメッセージを送った。Ayaさんのツイートの通知があった。

明日はバレンタイン、彼に会えるといいな

このツイートには賛同するかも、そんなことを考えていると賢一からのメッセージが入った。

『もちろん、俺も会いたい』
『明日は泊まりの準備とかしてきて欲しい』
『そんなことを言ったら怒る?』


ふっ、思わず声が漏れてしまった。

どうしよう、ニヤニヤが止らない。こういうやりとりが楽しくて心が跳ねる。

『はい、しっかり準備します』

『どんな準備か楽しみです』

『私はあなたに会えるのが楽しみです』
恥ずかしい言葉がどんどん出てくる気がする。

私はきっと賢一が好きなんだ。

おためし期間が終わったとき、今までの日常に戻ることが出来るんだろうか・・・

エレベーターに乗り込んでからも賢一のことを考える。
年下のはずなのに、私なんかよりもずっと大人に感じる。

エレベーターは営業部のあるフロアーでドア開き茂が乗り込んできた。

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