パリの空の下、極上セレブ御曹司の貴方に今日も甘やかされてます
 ソフィアさんはちらっとわたしに目を向けると
「ずいぶん可愛らしいパートナーを連れているのね。フィアンセかしら? この間話していた」と、かなり早口なフランス語で言った。
「ああ、そうだよ。エッフェル塔に来たいと言うので」

 えっ、仕事仲間にまで知れ渡ってるの?
 それとも、彼女にだけ……?

「会えて良かったわ。電話しようと思ってたの。明日、時間ある? 例の写真、上がってきたんだけど出来があまりよくないように思うのよ。一緒に見てほしいんだけど」

「午後からなら。スタジオに行けばいい?」
「ええ。またあとで何時に来られるか知らせて」
「OK」
 
 彼女はわたしに軽く会釈をして、タキシードの男性が待つ自分の席に戻っていった。
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