パリの空の下、極上セレブ御曹司の貴方に今日も甘やかされてます
 ゲネプロとは本番前日の最終リハーサルのこと。
 限られた関係者しか観ることのできない貴重な機会なので、話を聞いたときから、もうワクワクが止まらなかった。

 そして、はじめてこの目で観たコレクションは、想像以上に素晴らしかった。
 これまで、ファッションショーなんて、単に洋服を見せるだけのものだと思っていた。
 けれど、まるでストーリーのあるお芝居のように、はじめから終わりまで存分に楽しめた。

 広いエントランスホールの中央にLEDの照明器具を並べて道が作られており、そこがランウェイ。
 まるでベルトコンベヤーに乗っている人形のように、次から次へと登場する、華やかに着飾った美しくも無表情なモデルたち。

 春夏コレクションらしく、パステル調の軽やかなプリントを使った服がメイン。
 鮮やかな色遣いに、心が躍る。
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