かわいい彼は吸血鬼(仮)【期間限定公開のはずだった】

そんな契約をかれこれ8年前に済ませた私は瞳が青いことでどれだけ大変なことになるかを実感し

ているのである。まず、初めて契約を交わした時には親に打たれた。契約する、というのは 分かり

やすくすると『結婚』みたいな意味らしく｢そう簡単にはしていけないんだ！｣と怒鳴られた。

...別に簡単に決めた訳では無いのだが...

そして学生の内から契約する人は滅多におらず、友達からも先生からも驚かれ、更には校則違反と

か何とかで停学させられた。かといって、契約を破棄する気もない私と浬は｢カラコンをする｣とい

う手段を取ったのである。