今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 カンッ。
 カーテンで隠れたベランダの扉に何かが当たった音がした。

 え、何!?

 わたしは恐る恐る淡い青色の雪柄のカーテンを開ける。

 誰もいない…。

 カンッ。
 石が飛んできて扉に当たった。
 わたしは、びっくりする。

 え、石!?

 ガチャッ、ガラッ。
 わたしは扉の鍵を外して制服のままベランダに飛び出す。
 下を見えると黒色のダッフルコート姿の相可(おおか)くんが立っていた。

 目と目が合うと、わたしはぎゅっと涙が出そうになるのを堪え、両手で口を押える。
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