ドS王子に秘密を握られた
第1章 唯の歪みはじめ

高校生

 私、杉山唯。17歳。高校2年生。
 旭日大学付属高等学校に通っている。
 この高校は大学まで単位を落とさなければいける。
 大学は医学部があり、医師の免許を取ると、父が働いている旭日大学医療センターに就職できる。そのため、両親から、この学校の受験を勧められ、合格したため、通っている。云わば、敷かれたレールを歩いているのだ。

 高校受験までは、期待されていて、それに応えるのに必死だった。
しかし、中学校時代の友人はおらず、入学後は、中学校時代の子と遊ぶことが多かった。
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