君の笑顔〜アナザーストーリー〜
「うわっ!泥棒!」

「急に黙るんだもん!」


盗んでいったお菓子をそのまま食べながら、ちょっとすねた顔を見せた。

なんでそんな顔するんだよぉ…

正直その顔かわいいんだよぉ!!


俺は緊張した気持ちを隠すために、窓の外を見ながら言った。

「誕生日、なんか祝ってあげようか?友達としてさ…」


言えた。

やっと言えたよ…。

言い終わってほっとした。


「本当!?いいの!?」

超笑顔で、俺の方に体を乗り出してきた。

やっぱり…「誕生日」を祝ってもらうことは嬉しいよな。


俺はその笑顔を直視できなかった。

あまりにも輝いてたから。

眩しかったから。


「プレゼント、用意するから考えといてね!」


変な恥ずかしさと緊張を隠すため、俺は1人であわてて授業へと向かった。


誕生日を祝ってくれる相手がこんな俺でも…あんなに嬉しがってくれた。

素直に受けて入れてくれたよな。

俺も…俺も嬉しいよ。
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