独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
そして、いつもの通学路を歩く今。
本当なら横にならんで歩くはず、なんだけど。
やっぱり前と後ろで距離が開いている。
でも後ろ姿の俊も最高にかっこよくて、我を忘れて見とれちゃうくらい。
でもずっと見ていたら、さすがに気づかれちゃう。
そう思って、視線を空に変えた。
こうして後ろから見続けたりすると、いつもカンが鋭い俊は気づくんだ。
わぁー……あの雲は猫さんみたいだな。
そんなことを、ぼんやり頭の中で考えていると……
「わっ、!?」
いきなり何かにぶつかって、あごに軽い痛みが走る。