独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




「たまたまお庭に咲いたのよー。お父さんがヒマワリのタネをうっかり落としたらしくてね」


「へぇー!」



それで、こんなきれいなヒマワリが。



「病院にかざってもらった方が、このヒマワリも嬉しいでしょ?」


「うんっ。そうだね!ありがとう、お母さん」



ほほ笑むと、お母さんもニッコリと笑う。



「じゃあ、お母さんはそろそろパートの時間だから出かけるわね」


「うん、いってらっしゃーい!」



私もごはんを食べ終わったら、出かける準備をしなきゃっ。



< 273 / 516 >

この作品をシェア

pagetop