独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「そ、それは同情だよ……」
「違うし!なんなの、ほんとに……。いつもこーちゃんの周りってかわいい子が多すぎだよね!私なんて……」
うつ向く亜莉朱ちゃんの足元に、ぽたぽたと涙がこぼれ落ちて地面がぬれる。
そんな……。
泣かないでよ、亜莉朱ちゃん。
つらいのは、私も同じだ……。
いつ意識が戻るのかもわからない、私の気持ちを知ってるの……?
「それでも、勝手にプライバシーを流すのはよくないことだよ……」
「いいじゃん。どうせ夏休み明けてから知られるんだし」