独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「ほれ、」
「なに?」
なにやら、俊にスマホ画面を見せる佐々木くん。
「キレイだろっ!!これ、こないだの花火大会で撮ったやつなんだけどさ」
「……、誰?」
「いやいや……お前の彼女だっつーの!!見てわかんねぇかよっ」
「だから、記憶がないんだってば」
いつ治るのかな、このまま……。
ううん、絶対に記憶が戻るよっ。
彼女なら、それを支えてあげるのが役目でしょ!
なのに、落ちこんでたりしちゃダメダメ。
つらいのは、一部の記憶を失っている俊も同じだ。