独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「はぁ、結々……探したよ」
「ひぃっ!?」
後ろから聞こえてくる低い声に、思わずサーッと顔から血の気が引いていく。
ふり向けば案の定、おそろしいほどの笑み全開な俊が。
「コスプレ着てくれるよね?僕も着るって言ったんだから、ね?」
「は、い……」
着なかったら、ますます怒られることはまちがいなしだと、私はおとなしく縦にうなずくしかできなかった。
俊に手を引かれ、亜莉朱ちゃんたちには笑顔で見送られながら、屋上を後にした。