【短編集】 and You.
それに、こんな話、歩きながらでも良いはずだ。
向こうは、自分が寒がりだって知ってるはずだし。
この寒さの中、わざわざ立ち止まってする会話でもないのに。



「今日、冷えるよね。」



気温の話か!



「だからさ・・・」


そう言って、彼は少しはにかんで。
睨み上げる自分との間に左手を持ってきて。



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