転生したら七歳の捨てられ王女でした~廃屋でほったらかしにされていたけど、敵国の公爵家で才能が開花しました⁉~
「そうか」

素っ気なく返答すると、ランスロットは諦めたように大きくため息をついた。
ため息をつきたいのはこっちだ。
早朝にゆっくりお茶を飲もうと思っていたら、こんなくだらないことで騒ぎ立てるとは。
悪いが、私は一生結婚はしないし、子供も要らない。
女はワガママで煩く、子供はすぐに泣いて鬱陶しい。
どちらも害悪の塊だ。
跡目問題は、エスカーダの親戚筋から養子を貰おうと今画策中である。
お婆様も、あの様子なら反対はしないはずだ。

「そうか……じゃありませんよー。はぁー、中間管理職ってつらいなぁ。誰か生活能力のない閣下の身の回りの世話をしてくれないかなぁ……」

ランスロットは棒読みで呟いた。
こんなやり取りは日常茶飯事だが、大抵ランスロットが諦めて終わる。
言っても無駄だと、わかっているが、言わずにはいられない……きっとそういう性格なのだろう。
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