お兄ちゃんが好き

家族の絆

 両親共にいた。
兄が両親のシフトを確認して、いる日を選んで自宅へ来てくれた。

「父さん・母さん、俺たちから話がある。
 俺たち付き合ってます。兄妹としてではなく、男と女として。」

両親は驚いていた。

「そうか。仲良かったのは、付き合ってたからなのか。」

「そう。咲良が、大学合格したら、一緒に住みたい。
 俺たちを許して欲しい。」

「・・・」
少し間があった。

「いかん。
 とは言わない。世間の目が厳しいかもしれんぞ。
 大丈夫か?」
「うん。二人で乗り越えていくよ。」
「2人じゃ無理な時は、親を頼りさない。」
「お父さん・お母さん。」
涙が出た。
「ありがとう。」
両親が認めてくれた。

「これで、俺たち、ずっと一緒にいられるな。」
「うん。」
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