貴方の優しさに甘えてしまった

決断

卒園式間近に迫り決断をした。

『響のために、旦那ともう一度、家庭を作り直す。私には、響が大事。』

光輝くんに話すことにした。

「光輝くん、別れて下さい。
 もう一度、旦那を信じたい。
 響は、旦那のことが好きだから、
 引き離すことできません。
 だから、勝手だけど、別れて欲しい。」

「嫌だ。」
光輝くんは、笑った。
「冗談です。いつかは、この日が来ると思ってました。響くんのことを一番に考えられる人だから、好きになったんです。
だから、別れます。」

「ごめんなさい。」

「最後に抱きしめていいですか?」
ギューと抱きしめられた。
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