リナリアの咲く季節には、キミが隣に。
活動開始
火曜日の朝、寝起きの悪い私が飛び起きるように目を覚ました。

起きるのが全然つらくない。こんなこと、生まれて初めてだ。

これが恋の力なのかもしれない。


七時三十分よりも二十分も前に学校に着いた。

早く来たのは、もしかしたら南先輩が早めに来ているんじゃないかっていう期待から。


「よし!準備バッチリ!」

教室でジャージに着替え、花壇へ向かった。

ちょっと気合入れすぎかな?

流石にジャージまで着なくてよかったかな?


「……まぁいっか」

南先輩が来るまでの間、花壇の前で色々考えてしまって不安になった。
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