SWEETHOLIC《2》~社長と秘書の恋の始まりは社長室から~(完)
「その赤い顔を見ると早波さんも社長のコトスキなんだね…」

「スキとかでは…」
あの若さで社長の椅子に座り、新規事業の成功を収めて、会社の経営危機を乗り越えた人。

「尊敬はしています…」

「お互いに今まで意識して来なかった。俺達の方は不思議に思っていたけど」

「えっ!?」

「二人はいつ付き合うのかなって…皆、思っていたよ…」

「そうなんですか?」

「うん」
遊佐課長は首を縦に強く振った。

「いや、私達は…」

「今夜のディナーでよーく話をしてみたら?早波さん」

私はご飯を咀嚼しながら考え込んでしまった。

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