先生のおかげ

虐待

中学生になる前に、
母に、「お父さんとは入りたくない。」  と伝えた。
「思春期だから、仕方ないよね。
お父さんに言っておくね。」
それから、父と入らなくて良くなった。
すごく安心したのを覚えている。

しかし、ある夜、母は、
会社の新年会でおらず、父と2人切りだった。
私は、ベッドで寝ていた。
すると、胸を触られたり、腿を舐められたりする感覚がし、目を覚ました。
父だった。

私が起きたことに気づき、
私に
「シー」
と、言い、続けていた。

『これって!!』
中学生ながらに状況は把握できた。
しかし、誰にもいえなかった。

母がいない時、度々、父が部屋に来て、同じようなことをしてきた。

中学2年になり、さらに、エスカレートし、
私の中に入れてきた。
私の初体験だった。
我慢するしかなかった。
誰かに言うことが恥ずかしいと思っていた。

中学3年生になってたも続いていた。
ある日、
父が事故で死んだ。

『ざまぁみろ。』と思った。
これで解放された。

母は、父が死んで魂が抜けたようになっていた。うつ病になったのだ。
< 3 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop