【BL】猫系先輩と犬系後輩



30分くらいすると




「……え?……っ春!!春!!」




慌てた様子の時雨の声が部屋に響いた




「しぐ……悪いな迎え頼んで。

それよりどうやって部屋入って……」


「春!!怪我は!?診せろ」

「皐月にぃ!?」





しぐだけかと思えば時雨の兄貴であり俺の主治医である皐月にぃ(さつき)も一緒だった


「急患が居るからって部屋開けて貰った。いいから怪我は!?」

「何言って……?怪我なんてしてねぇ」

「だったらこの血は……」



血?




シャワー室から出ると部屋の床には血が点々と落ちている




この血の匂いは……





「ひさ……ひさの血だ」






何で?







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