そろそろ喰ってもいい頃だよな?〜出会ったばかりの人に嫁ぐとか有り得ません! 謹んでお断り申し上げます!〜
と――。
唇にふに、っとした感触が伝わってきて、「え!?」と思う。
エビ天なら天汁に浸っていたって、どこかしらゴツッとしているはずだし、何ならつゆに濡れている分、もっと瑞々しいんじゃない!?
嫌な予感に慌てて目を開けたら、頼綱の端正な顔が目の前にっ!
「んんんっ!」
慌てて身を引こうとしたけれど、まるでそれを察したみたいに後頭部にガッチリ手を添えられて、身動きが取れないの。
私は頼綱の箸に挟まれたまま宙をふらついているエビ天が気になって仕方ない。
だってさっきまで下からお皿を添えていた手、今、私の後頭部にあるんだもの!!
箸からつるりと滑ってしまったら、私のエビ天、落っこちちゃうよ!?
それが心配でたまらないのに、そのまま口中を探るようにクチュッと舐められて、私は頭が混乱してしまう。
キスされていることにも、エビ天の動向にも気を遣わないといけないとか、完っ璧にっ! キャパオーバーですっ!
唇にふに、っとした感触が伝わってきて、「え!?」と思う。
エビ天なら天汁に浸っていたって、どこかしらゴツッとしているはずだし、何ならつゆに濡れている分、もっと瑞々しいんじゃない!?
嫌な予感に慌てて目を開けたら、頼綱の端正な顔が目の前にっ!
「んんんっ!」
慌てて身を引こうとしたけれど、まるでそれを察したみたいに後頭部にガッチリ手を添えられて、身動きが取れないの。
私は頼綱の箸に挟まれたまま宙をふらついているエビ天が気になって仕方ない。
だってさっきまで下からお皿を添えていた手、今、私の後頭部にあるんだもの!!
箸からつるりと滑ってしまったら、私のエビ天、落っこちちゃうよ!?
それが心配でたまらないのに、そのまま口中を探るようにクチュッと舐められて、私は頭が混乱してしまう。
キスされていることにも、エビ天の動向にも気を遣わないといけないとか、完っ璧にっ! キャパオーバーですっ!