大人も純愛します

デート3

 お試しデートの日。
 夜勤明けで、プレゼントを買いに行った。
 小さなケーキも作った。
 帰る時に、渡そう。
圭太くんは、18時に迎えに来てくれました。
「ありがとう。お疲れ様。」
夕食を食べに行った。
誕生日プレゼントを渡した。
「明日、誕生日でしょ?悩んだけど、ボールペンにした。結構、仕事で使うでしょ。書きやすくていいよ。」
「ありがとうございます。知ってたんですね。」
「ほら、うちの師長、誕生日メモってあって
小さい何かくれるじゃん。たまたまそれで知ってた。」
「ありがとうございます。
 大切にします。」

「行きましょう!」
「行きたいところあるって言ってたね。」
「はい。好きな人に見せたいところがあるんです。」

車を走らせ、向かった。
「ここです。」
「キレイ。」
夜景だった。少し丘を上がった公園の隅の開けたところだった。
「こんなとこあるんだね。
 好きな人はきっと喜ぶね。」

『やっぱり、もう苦しくなってきた。』
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